今年のシルバーウィークは9月19日(土)から23日(水)までの5連休。高速道路では大きな渋滞が予測されています。
今回は「なぜ渋滞は起こるのか」その要因について考えてみました。
渋滞の原因は「車が多い」だけではない
もちろん、連休などで交通量が増えることは渋滞の大きな原因です。
しかし、渋滞は「車が多い道路」で突然発生するだけではありません。
国土交通省によると、高速道路の渋滞損失時間の約6割は「交通集中」が原因です。その交通集中による渋滞の発生箇所では、上り坂やサグ部(下り坂から上り坂へとさしかかるときの凹部分)が約4割を占めています。
気づかない速度低下が渋滞を生む
高速道路を走っていると、緩やかな上り坂に差しかかることがあります。
このとき、ドライバーが気づかないうちに速度が少し落ちることがあります。
すると後続車がブレーキを踏み、その後ろの車も減速します。
こうした速度低下が次々と後方へ伝わると、やがて長い車列ができてしまいます。
特に注意したいのが「サグ部」です。勾配の変化が緩やかなため、速度低下に気づきにくいのが特徴です。
合流も渋滞のきっかけに
インターチェンジやサービスエリアなどの合流地点も、渋滞が発生しやすい場所です。
本線を走る車の車間距離が短いと、合流する車が入るために本線側の車がブレーキを踏むことになります。
その減速が後続車へ伝われば、渋滞につながります。
つまり、一台の車の小さな速度変化が、後ろでは大きな渋滞になってしまうことがあるのです。
事故や天候による「突然の渋滞」も
もう一つ注意したいのが、事故や故障、工事、悪天候などによる渋滞です。
こちらは交通量がそれほど多くなくても発生します。
連休中は交通量そのものが増えるため、事故などが起きた場合には、普段以上に渋滞が長くなる可能性があります。
だからこそ、シルバーウィークのドライブでは「渋滞するかもしれない」と考えて、時間に余裕を持って出発することが大切です。
次回の後編では、シルバーウィークの渋滞を少しでも避けるために、ドライバーができる具体的な対策を紹介します。
