ゴールデンウィークに入り、高速道路や観光地周辺では多くの車が行き交っています。帰省や旅行、レジャーで長距離を移動する機会が増えるこの時期は、普段あまり車を酷使しない方にとって、愛車に大きな負担がかかるタイミングでもあります。
実際、ゴールデンウィーク中はJAFのロードサービス出動件数も大幅に増え、バッテリー上がりやタイヤのパンクなど、さまざまな車のトラブルが発生しやすくなります。整備工場やディーラーが休みのところも多く、出先でトラブルになると予定が狂うだけでなく、対応まで長時間待つことも少なくありません。
せっかくの連休を安心して過ごすために、今のうちに知っておきたい「ゴールデンウィーク中に起こりやすい車のトラブル」と、その場でできる対策をまとめました。
1. 渋滞中に増えるバッテリー上がり
ゴールデンウィーク中、最も多い車のトラブルのひとつがバッテリー上がりです。
高速道路の渋滞やサービスエリアでの休憩中は、エアコンやカーナビ、スマートフォンの充電など電装品を使う時間が長くなり、思った以上にバッテリーへ負担がかかります。
特に注意したいのは、休憩中にエンジンを切った状態で長時間アクセサリー電源を使うこと。車内でスマホを充電したり、テレビやナビを見たりしているうちに、再始動できなくなるケースがあります。
移動中は、エンジンのかかりが少しでも鈍い、ライトが暗いと感じたら要注意です。休憩時は不要な電装品の使用を控え、長時間の電源オンは避けるようにしましょう。
2. 高速道路で怖いタイヤのパンク・バースト
連休中は家族全員で乗車したり、旅行荷物を多く積んだりすることで、普段以上にタイヤへ負荷がかかります。そこへ高速道路の長距離走行が重なると、空気圧不足や劣化したタイヤは一気にトラブルを起こしやすくなります。
特に怖いのが走行中のバーストです。ハンドルが取られたり、大事故につながる危険もあります。
サービスエリアに立ち寄った際には、タイヤが極端につぶれて見えないか、ひび割れがないかを軽く確認してみてください。また、タイヤ周辺が異常に熱を持っている場合も要注意です。違和感があれば無理をせず、近くの整備施設で見てもらうことをおすすめします。
3. 長い渋滞で起こるオーバーヒート
ゴールデンウィーク後半は気温も高くなり、エアコンを使う時間が増えます。渋滞でノロノロ運転が続くと走行風が入りにくく、冷却系に負担がかかって水温が上昇しやすくなります。
もし水温計がいつもより高い、エアコンの効きが急に悪くなった、ボンネット付近から熱気を強く感じるといった症状があれば、オーバーヒートの前兆かもしれません。
その場合は無理に走り続けず、エアコンを切って安全な場所に退避することが大切です。少しの無理が大きな故障につながることもあります。
4. 意外と多い燃料切れ
渋滞中は進んでいないように見えても、アイドリングとエアコン使用で燃料は少しずつ減っています。
「まだ半分あるから大丈夫」と思っていても、サービスエリアの給油所が混雑していたり、次のガソリンスタンドまで距離があったりすると、思わぬ燃料不足に陥ることがあります。
特に高速道路や山間部を走る場合は、燃料計が半分を切ったら早めの給油を意識すると安心です。観光地周辺ではスタンドが混み合うことも多いため、「次でいいや」は禁物です。
5. 観光地で増えるキーの閉じ込みやスマートキー不調
サービスエリアや観光地の駐車場では、荷物の出し入れや乗り降りが増え、スマートキーを車内に置いたままロックしてしまうケースが意外と多くあります。
また、スマートキーの電池が弱っていると、急に反応しなくなることもあります。ドアの開閉時に反応が鈍いと感じたら、手動キーの位置を確認しておくと安心です。
荷物を積み降ろしする際は、キーをポケットやバッグに入れているか一度確認してからドアを閉める習慣をつけましょう。
ゴールデンウィーク中こそ「少しの異変」を見逃さないことが大切です
連休中の車のトラブルは、完全に突然起きるように見えて、実はその前に小さなサインが出ていることが少なくありません。
エンジンのかかりが鈍い
タイヤが少し柔らかく見える
水温が高め
燃料の減りが早い
キーの反応が悪い
こうした「いつもと違う」に気づいたら、そのまま無理をしないことが一番の対策です。
ゴールデンウィークはロードサービスも混み合いやすく、出先でのトラブルは想像以上に時間を取られます。楽しいお出かけを台無しにしないためにも、移動中は愛車の小さな変化に気を配りながら、安全運転で連休をお過ごしください。
